Another scenery

スポンサーサイト  

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

とある 色のない世界の物語  





閉鎖病棟というところで  処方された向精神薬を何十錠も服用

意思は分裂 方向性はなく 意欲なんて皆無 

混沌とした意識のなか 人間らしい表情もつくれず 

それでも “そと” の誰かの声を聴きたくて “じぶん” の “ことば” を発したくて

十円玉を何枚も握りしめ

病棟にあるたった一台の公衆電話から 震える指で番号を押す

思いとことばはつながらない 呂律はまわらない

つながった “だれか” は 偽りの共感と 優しいオウム返し

支離滅裂な言葉を発し 納得して一方的に切る 

「ここから出して」 と伝えたいはずなのに

・・・それから ぼんやりと時間を過ごす

これは夢? 現実? まとまらない思考 くり返すループの中で 薄っすらと そんな思いがよぎる

でも 薬の副作用で そんな思いも消えていく  悲しみもきっと・・・

色のない世界にすみつづけてる





二度と戻らない割れたガラス



スポンサーサイト

▲Page top

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。